加齢とともに人の臓器や骨、
筋肉の衰えが目立って来ます。
人体にとって重要な血液を循環させる
血管も同様に老化します。
人の体の細胞は、新陳代謝を繰り返し、
限界に達すると代謝が止まってしまいます。
これが細胞の老化です。

老化した血管は壁が厚くなって硬くなり
弾力性がなくなりもろくなります。
これが動脈硬化と呼ばれています。

動脈硬化が進行しますと血管の内側に
プラークというコブが生じて、
血管の動きが悪くなり、
狭心症・心筋梗塞の原因になります。
要因としては、
加齢・高血圧・糖尿病・高脂血症などがあり、
メタボリックシンドロームと言われています。

又、喫煙やストレスがそれらを
助長する原因です。
では、血管年齢を若く保つには
どうしたらいいでしょうか。
血管の老化を遅らせるには、
内臓脂肪を落とすことが基本です。
つまりは、毎日の食事に気をつけ、
適度な運動を続けることです。

血管の老化を防ぐには、有酸素運動が有効です。

より多くの酸素を血流にのせて送り出す為には、
心拍出量を多くする必要があります。
そのためには心筋の筋力向上が必要となり
それは有酸素運動(持久力)でトレーニングします。

血管の老化を防ぐには、心筋の機能を高めると
同時に有酸素運動によって、
全身に張りめぐっている末梢毛細血管にまで
充分な酸素が行き渡りますので、
体中の全ての血管筋までがきたえられます。

そして、体脂肪の中でも内臓脂肪が
健康に様々な悪影響を及ぼし、
血管の老化につながります。
生活習慣病である高血糖・高血圧・高脂血症を
防ぎ、常に綺麗で弾力性のある血管を
維持することになりますので
食事と運動習慣を生活の中に
意識的に取り入れていつまでも若々しく血管の
老化を防ぎましょう。